共にビジョンの実現をめざしていくために。社員へのスキルアップへの投資を惜しみません!

株式会社ジェニオ 代表取締役社長
米田 卓也

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1970年兵庫県生まれ。大手企業でシステムエンジニアとしてキャリアをスタートした後、ITベンチャー企業へ移籍。自動車業界向けのシステム導入に携わる。入社約2年で同社執行役員に就任。2003年に株式会社ジェニオを設立し、現在に至る。

SESの仕事に限界を感じて起業

-「エンジニアとして、理想の働き方ができる会社を作りたい!」と想ったいきさつを教えてください。

私のキャリアのスタートは大手企業のシステムエンジニアで、SESとしてクライアント企業に常駐する形で9年ほど勤務しました。エンジニアとしてたくさんの経験をさせてもらえましたが、本来所属する自社に直接貢献できていない不満がありました。また、指示通りの開発をするだけで提案させてもらえないことが多く、エンジニアとしての成長に限界を感じていました。

そんな中、ITベンチャー企業へ転職し、3年ほど自動車業界向けのWEBシステムを開発する仕事に携わりました。そこでは自分が本来やりたかった、「お客様に直接、企画提案する受託開発の仕事」に携わることができました。「こんな仕事を、より多くのエンジニアに経験させられる場所をつくりたい」。そんな想いから、ジェニオを起業しました。

- 当時の想いは実現していますか?

SESとしての働き方に限界を感じてジェニオに入社し、実際にスキルが飛躍的にあがったエンジニアの例が多数あります。与えられた仕様書通りにコードを書くだけでなく、「もっとこうしたほうがいいですよ」とお客様に提案することに喜びを感じているプログラマーもいます。

働き方の多様性という意味では、全社員を対象としたテレワークと出社を併用するハイブリッド型勤務を導入し、テレワークとオフィスワークの両方のメリットを取り入れ、社員の健康や安全に配慮しつつ、社員一人ひとりのライフスタイルに合わせた多様な働き方を実現しています。

大手直請負の案件がメインですが、営業はいません。

- なぜ、ジェニオは大手企業の仕事ができるのでしょうか?

ジェニオはベンチャー企業の規模としては珍しく、多くの大手企業と、直接取引をしています。二次請け・三次請けの場合、「ウチは○○会社の仕事をやりました」とPRしにくいのですが、私たちは直接取引だからこそ、「ジェニオの実績」としてアピールできます。それを見て、ほかの大手企業が「こういう仕事をやっている会社なら安心だ」と、依頼をしていただける。積み上げてきた実績が実績を呼んでいるのだと思います。

そんな好循環から「既存顧客のリピート+既存顧客からの紹介+HPからの問い合わせ」で、案件のご依頼をいただくことが多いです。また、長期に渡り取引が続くお客様が多いのも当社の特長です。ひとつひとつの案件への真摯な取り組みがお客様との信頼関係を育み、新たな受注につながっているのだと思っています。

- 直接取引の案件はエンジニアにとってもやりがいがあるのでは?

完全受託のため、間に入る業者に振り回されることなく、お客様の理想を叶えるために真っ直ぐ業務に取り組める環境です。開発案件を企画・設計から一貫して手掛けるため、プロジェクトの上流~下流まで全工程に関わることができ、さらに大きなプロジェクトのマネジメント等、裁量のある業務にも積極的に携わることができます。

お客様とコミュニケーションを重ねながら開発を進められ、直接提案することができます。自分の技術力や知見をダイレクトにシステムに反映することが可能です。納品後の喜びの声もお客様よりダイレクトに届くので、エンジニアとしてのやりがいは抜群に実感できる環境だと思います。

自社サービスを展開 企業として、新たな成長ステージへ

- 自社サービスの開発にも注力したいとのことですが、今後の展望をお聞かせください

これまでの開発実績により、お客様の業務を効率化するノウハウが蓄積されてきました。こうしたノウハウを体系化し、業務支援ツールや、課題管理・情報共有ツールといったB to Bサービスの開発を進めています。ジェニオのさらなる成長と安定性を目指し、受託開発以外にもう1本、柱となる事業を作るため、自社サービスの展開に力を入れていきたいです。

自社サービスに携わるエンジニアにとっては、受託開発の仕事よりも「私がつくった作品」という実感を持てるのではないかと思います。ジェニオのエンジニアに、受託開発以外の選択肢を提供することも、自社サービス事業立ち上げの理由のひとつです。

「エンジニアが本当にやりたいことをやって、成長できる場所にしたい」という想いから、ジェニオは設立されました。

決められた作業をこなすだけでなく、自分のキャリアプランやスキルアップ計画のためにふさわしいポジションを選ぶことができる会社です。今後、ジェニオに自社サービス事業が立ち上がれば、選べるポジションの幅が、さらに広がっていくはずです。

充実した教育制度や勉強会の実施でスキルアップ

- 求職者の方にメッセージをお願いします。

SESという働き方などで、エンジニアとしての成長に限界を感じている人がもしいるなら、本当にもったいないことだと思います。そういった方にこそ、ジェニオに入社してもらい、大きく成長してほしいです。また、技術力はそれなりにあるけれど、上流工程の経験がないので、そこにチャレンジしてみたい人。そういった人にはぴったりの環境だと思います。

ジェニオで取り扱う開発言語での経験が浅い方でも、教育カリキュラムが整っていますのでスムーズに実務に入っていただけます。社内勉強会やコードレビュー会の開催など、エンジニアのスキルアップをバックアップする制度もあります。

完全受託の会社であなたの理想の働き方を実現させてください。新しい言語や、チャレンジしたい技術があれば、是非弊社で実装してください。その知識と意欲が明日の世の中を助ける第一歩になります。
また自社開発のアプリ案など、代表自ら積極的に採用していきますので、おもしろい案があったらどんどん提案してください。

- 今後のビジョンを教えてください。

これまで受託開発で「顧客に貢献」することはできてきました。そして、四国にオフィスをもうけて地方創生の取り組みを自治体と進めたことで、「地方に対する貢献」も展開しています。だから次は「社会に貢献」していきたいです。そのためには自社サービスをカタチにして、たくさんの人に使ってもらう必要があります。そのために社員のスキルアップへの投資を惜しまず、スキルを磨いてもらい、一緒にビジョンの実現をめざしていきたいですね。